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黒澤明 『一番美しく』 #02

太平洋(大東亜)戦争さ中、学徒勤労動員令により勤労奉仕に従事する女子挺身隊の物語。

戦争による労働力不足で、国家が強制的に少年・少女達を無報酬で働かせていた時代。ここでは軍事工場で働く少女達の姿が、まるでドキュメタリかと思わせる自然なタッチで映し出されています。

実はその裏には、女優達の芝居気を取り去るために、駆足の訓練からバレーボール、鼓笛隊の練習、さらに実際に工員同様の日課で労働をさせた、という経緯がある事を知って驚きました。やはりやるからには半端じゃない、黒澤監督ならではの徹底ぶりが窺えます。

この映画は、砲弾が飛び交ったり、人が無惨に死んでいったりする戦争とはまた別の側面から、戦争という時代の様相を知ることのできる貴重な記録だともいえるでしょう。そして少女たちの私情を捨てた<滅私奉公>の精神は、当時の社会体制の是非はともかくとして、その心自体は純粋で美しい!のです。

そしてラスト、主人公(※矢口陽子さん)の涙は、何ともやりきれない感傷の念にかられます。それは戦争が個人にもたらした悲しい宿命ではあるのですが、今の時代では流し得ない崇高な涙のようにも思えるのです。

後に黒澤監督夫人となる。

一番美しく

 一番美しく 1944(昭和19)年 85分
  【脚本】黒澤 明 【撮影】小原譲治 【音楽】清田 茂
  【出演】矢口陽子、入江たか子、志村 喬 他

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