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黒澤明 『わが青春に悔なし』 #05

戦中、国家主義によって言論・思想がことごとく弾圧されていた時代。反戦・平和運動に命を捧げる男(藤田進)と共に、あえて苦難の道を選んで生きる女性(原節子)の物語。

この作品は何と言っても原節子さんの存在に尽きるでしょう。むさ苦しい男子学生達の中にあって、美しいお嬢さんの存在は、荒野に咲く可憐な一輪の花のよう(例えが変?^^;)。

しかし彼女は生きる実感のない生活を捨てて、あえて逆風の人生を歩み出すのです。特に終盤、お嬢さんから一転して土にまみれた農婦に変貌していくのですが、毅然とした強い意志を備えたその姿にこそ、真の美しさを感じてしまいました。

この映画は反戦映画と観る向きもあるようですが、それよりも時代を越えた普遍的なテーマが凝縮されているメッセージ映画だと私は思います。特に作中、繰り返し語られるセリフは心に残ります。

顧みて悔いのない生活を」 「自由の裏には苦しい犠牲と責任がある事を忘れてはいけない

戦後60年を過ぎ、自由主義の世の中になったとはいえ、今あらためてこの作品を観ると、真の自由とは何かが問い直されている気がします。

わが青春に悔なし

 わが青春に悔なし 1946(昭和21)年 110分
  【脚本】久板栄二郎 【撮影】中井朝一 【音楽】服部 正
  【出演】原 節子、藤田 進、大河内伝次郎、河野秋武、杉村春子 他

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