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黒澤明 『野良犬』 #09

終戦直後の混乱した時代を背景にした犯罪ドラマ。新米刑事(三船敏郎)が拳銃を盗まれ、その行方を追っていくうち、盗まれた拳銃による強盗傷害事件が発生する...。

この作品はストーリー展開の巧みさもさる事ながら、物語のバックで当時の東京の風景がドキュメンタリー風に映し出されており、敗戦による混沌とした人々の心理世相がリアルに描かれています。

またこの映画の中での、「恐ろしく暑い夏の日」の情景は、映像を通して観る側にも不快指数が高まってくる程。観客も、映画の中に居合わせているかのように感じてしまう臨場感。この辺りの描写が、黒澤映画の骨頂だといえるのでしょう。

終盤、事件の犯人が割れ、異様に殺気立った雰囲気に変貌していく三船敏郎の鬼気迫る演技は、この頃から既に日本人離れした存在感を漂わせています。作品の雰囲気自体も、まるでフランスヌーベルバーグ(?)でも観ているような錯覚に陥っていくのでした。

野良犬

 野良犬 1949(昭和24)年 121分
  【脚本】黒澤 明、菊島隆三 【撮影】中井朝一 【音楽】早坂文雄
  【出演】三船敏郎、志村 喬、淡路恵子、木村 功 他

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