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黒澤明 『赤ひげ』 #23

斜陽化する日本映画界の危機を救うべく、黒澤明 監督が情熱を結集して創り上げたヒューマニズム大作

江戸時代、貧民の治療施設であった小石川養生所が舞台。そこで働く医師赤ひげ(三船敏郎)と青年医師保本(加山雄三)、貧乏で不幸な患者達、それぞれの人間交流、人間ドラマが実に丹念に描き込まれています。

入念な時代考証に基づいて建てられた養生所の撮影セット、また当時日本映画では初めてワイヤレスマイクを使ったり、マルチカメラシステムを駆使した撮影は相当の苦労があったようです。

こうした完全主義者ならではのエネルギーが、映画全体にみなぎっています。映像も見事だけど、この作品では赤ひげという人物の魅力と共に、不幸な宿命を背負った患者達の、それぞれのドラマに惹き込まれていきます。

また赤ひげを通じて、保本が医師としての使命に目覚めていく姿も描かれていきますが、とりわけ保本が初めての患者とよ(二木てるみ)の心を開かせていく場面には、最も感動させられました。

アクションや娯楽ものとはまた一味違う、観る側を感銘させるドラマ作りにおいても、黒澤監督は本当に卓越してますね。また黒澤映画最後の白黒作品であり、その有終の美を飾るにふさわしい傑作だと思います。

赤ひげ

 赤ひげ』 1965(昭和40)年 185分
  【脚本】井手雅人、小国英雄、菊島隆三、黒澤 明 【撮影】中井朝一他 【音楽】佐藤 勝
  【出演】三船敏郎、加山雄三、山崎 努、二木てるみ 他

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