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黒澤明 『乱』 #27

シェークスピアの「リア王」と、戦国時代の毛利元就と息子達三兄弟の逸話を組み合わせ、黒澤風の文化と様式美あふれるオリジナル世界に仕立て上げた、スペクタクル時代劇

広大なロケーションとオープンセットをステージにした、壮大な舞台劇とでも申しましょうか。さらに前作影武者にも増して、映像が実に美術的!です。

こういう視覚的に観れる映画、私は好きです。それに、能の表現形式、豪華絢爛たる衣装等、日本独自の文化・様式を再認識する意味でも、よくぞこういう映画を残してくれた、と勝手に思ったりしています。

ただここまで映像表現や演出技術が前面に出てしまうと、もはや巨匠の道楽的作品と観る向きもあるようですね。作品を創る度に、世評の風当たりが強くなるのも巨匠たる故の宿命なのかもしれません。

そのせいではないでしょうけれども、この映画での戦闘殺傷シーンは凄絶というより、虚しく映し出されているのが印象に残ります。

作品の評価はどうあれ、戦乱の様相と人間像を、円熟した感性で描き上げた、黒澤監督最後の大作といえるでしょう。

乱
  1985(昭和60)年 162分
  【脚本】黒澤 明、小国英雄、井手雅人 他 【撮影】斎藤孝雄 他 【音楽】武滿 徹
  【出演】仲代達矢、寺尾聰、根津甚八、隆 大介 他

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乱 [私的オールタイムベスト(邦画)第6位]
Excerpt: 黒澤明。 日本の映画監督の代名詞的な存在だ。 ほめる人もけなす人も自然とヴォルテージが上がる。 けなす人たちは言う 「黒澤映画の侍って、何かみんなうす汚いかっこしててさぁ、俺はもっと美しくてかっこい..
Weblog: 自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ
Tracked: 2006-12-04 18:36
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